長い歴史のある山寺の敷地内の樹木葬
樹木葬はたいへん魅力のある埋葬方法であり、そのように葬ってほしいと願う人は多いです。
ただ、さまざまな懸念があります。
最も気になるのは、樹木葬をした土地の問題です。
いつかは他の土地に転用されるとしても、樹木がほとんど育っていないような短期間のうちにそうなる可能性があるとしたら、考えものです。
墓石でなく樹木の下にと願う人々は一般的には静謐さや自然との一体化を望む傾向があります。
ずっと林や森の中、少なくとも木立のある土地であってほしいものです。
せめて300年程度は、と望む人も多そうです。
そこに、460年という長い歴史を持つ山寺が名乗りをあげました。
千葉県袖ケ浦市の真光寺は、460年間もその地で山寺としてあり続けています。
その間、世の中がいかに大きく変わったことか、と考えると、今後もしばらくは、山寺であり続ける可能性が高いと見られます。
山寺の敷地内の、樹木葬用の一角は、その後山里として守っていく予定とのことです。